自治とバケツと、さいかちの実─エピソードでたぐる追廻住宅─
会場:せんだいメディアテーク 6階ギャラリー4200(宮城県仙台市青葉区春日町2-1)
会期:2023年11月3日(金)〜12月24日(日)
仙台市川内追廻地区に建設された「応急簡易住宅」に戦争の被災者や引揚者が暮らした「追廻住宅」。その街の77年にわたる歴史や暮らしを振り返る展覧会。地域の人びとの営みを調べ、表現するアーティスト、佐々瞬、伊達伸明が構成・制作を担い、住民自らの手でつくり出してきた生活のあり様と街の姿について、個々の目線から描かれます。
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青木淳退任記念展
雲と息つぎ─テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編─
会場:東京芸術大学大学美術館 陳列館(東京都台東区上野公園12-8)
会期:2023年11月18日(土)〜12月3日(日)
東京藝術大学美術学部建築科において5年間教鞭を執ってきた青木淳の退任記念展。会場のリノベーションを通し、日頃展示をさせる背景として、あまり意識されることのない陳列館の潜在的な空間の質が、最小限の手つきで顕在化されます。
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「パルコを広告する」 1969ー2023 PARCO広告展
会場:PARCO MUSEUM TOKYO(東京都渋谷区宇田川町15−1 渋谷パルコ4階)
会期:2023年11月17日(金)〜12月4日(月)
※入場は閉場の30分前まで
※最終日は18時閉場
渋谷PARCO開業50周年を記念し、パルコの広告表現を通覧できる展覧会。「2000年代以降〜/アート」から、「1990年代/渋谷」、「1980年代/広告」、そして「1970年代/予言」へと時間をさかのぼる構成で、パルコの代表的な広告作品(ポスター、CM映像)が展示されます。
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装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術
会場:東京都庭園美術館(東京都港区白金台5-21-9)
会期:2023年9月23日(土)~12月10日(日)
1925年のアール・デコ博覧会を中心とした両大戦間期のフランスの近代庭園を巡る動向に着目し、古典主義・エキゾティシズム・キュビスム的要素を取り入れて展開していった様について、絵画や彫刻、工芸、版画、写真、文献資料など、約120点の作品から紹介されます。
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建築家の椅子30脚展
会場:リノベる。表参道(東京都港区南青山5-4-35 たつむら青山マンション)
会期:2023年11月25日(土)〜12月10日(日)
ル・コルビュジエや黒川紀章など、国内外30名の建築家により近現代に設計された椅子30脚を展示販売する展覧会です。
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大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ
会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
会期:2023年11月1日(水)〜12月25日(月)
「存在するとはいかなることか」という問いを掲げ、身体の感覚を揺さぶるような大規模なインスタレーションを創り出してきた現代美術家、大巻伸嗣の展覧会。国立新美術館で最大の天井高8m、2000m²にも及ぶ展示室をダイナミックに使った大規模なインスタレーションが、映像や音響、詩、会場内でのパフォーマンスと合わせて展示されます。
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ICC アニュアル 2023 ものごとのかたち
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC](東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階)*オンライン会場あり
会期:2023年6月24日(土)〜2024年1月14日(日)
拡張された現実世界としての仮想世界が私たちの生活環境として浸透しつつある現在、物事や出来事のかたちはどのように変化するのか、私たちの記憶、ふるまいはどのように表されうるのかを、さまざまな異なるテーマの作品から考察する展覧会です。
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即興 ホンマタカシ
会場:東京都写真美術館 2階展示室(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
会期:2023年10月6日(金)〜2024年1月21日(日)
写真家・ホンマタカシの国内美術館での約10年ぶりの個展です。建物の一室をピンポールカメラに仕立て、世界の都市風景を写した「THE NARCISSISTIC CITY」などの近作を中心に、写真・映像表現にラディカルな問いを投げかける作家の現在に迫ります。
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見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol. 20
会場:東京都写真美術館 3階展示室(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
会期:2023年10月27日(金)〜2024年1月21日(日)
新型コロナウイルスの感染拡大、ロシアによるウクライナ侵攻をはじめとする出来事がもたらす21世紀の「深い孤独」と向き合い、独自の方法で写真・映像作品によって、生きるための原動力のありかを示す5人の作家を紹介する展覧会です。写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘するとともに、新たな創造活動を紹介することを目的とした「日本の新進作家」展の20回目。
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倉俣史朗のデザイン──記憶のなかの小宇宙
会場:世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1-2)
会期:2023年11月18日(土)〜2024年1月28日(日)
センセーショナルな話題となった飲食店や服飾店の店舗デザインを手がけ、また独創的な家具を発表したデザイナー・倉俣史朗の展覧会。初期から晩年までの作品に加えて、その制作の背景となる夢日記やスケッチなども紹介されます。
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梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ
会場:ワタリウム美術館 (東京都渋谷区神宮前3-7-6)+空地
会期:2023年12月1日(金)〜1月28日(日)[事前予約制、各回6名]
ワタリウム美術館そのものを主役としたツアー型の展覧会。美術館の建築的な側面に焦点を当てて制作された作品を巡り、これまで展示室として使用されていなかった部屋も初めて公開されます。
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文化庁国立近現代建築資料館 [NAMA] 10周年記念アーカイブズ特別展
日本の近現代建築家たち 第2部:飛躍と挑戦
会場:国立近現代建築資料館(東京都文京区湯島4-6-15)
会期:2023年11月1日(水)〜2024年2月4日(日)
丹下健三や前川國男ら、日本の近現代をつくり上げてきた12人の建築家に関するコレクション展。代表的な作品のみならず、未完に終わった名作やコンペへの意欲的な応募案の展示を通じ、生涯かけて挑み続ける建築家たちの創造力と生き様が紹介されます。
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感覚する構造─力の流れをデザインする建築構造の世界─
会場:WHAT MUSEUM 1階(東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
会期:2023年9月30日(土)〜2024年2月25日(日)
構造デザインの世界を紹介する展覧会。古代から現代まで、40点におよぶ名建築の構造模型で力の流れを通して、構造デザインの可能性とその哲学を考察する展覧会です。
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TAKEUCHI COLLECTION 「心のレンズ」展
会場:WHAT MUSEUM 2階(東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
会期:2023年9月30日(土)〜2024年2月25日(日)
IT分野で活躍する竹内真氏により集められた現代アートと家具のコレクションの展示。ル・コルビュジェによりデザインされた家具やイヴ・クライン、ゲルハルト・リヒターによる抽象画作品などが展示されます。
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もじ イメージ Graphic 展
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
会期:2023年11月23日(木)〜2024年3月10日(日)
国内外54組のグラフィックデザイナーやアーティストによるクリエイションが展示され、1990年以降のグラフィックデザインを、日本語の文字とデザインの歴史を前提に紐解く展覧会です。
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アニッシュ・カプーア in 松川ボックス
会場:松川ボックス(東京都新宿区西早稲田2-14-15)
会期:2023年9月20日(水)〜2024年3月29日(金)
物質と空間を変幻させるエネルギー溢れる作品を数多く制作する、アニッシュ・カプーアの展覧会。宮脇檀設計の松川ボックスの空間に、アニッシュ・カプーアの瞑想の空間をつくり出す彫刻と人間の魂を揺さぶる絵画が展示されます。
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オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期
会場:麻布台ヒルズギャラリー(東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階)
会期:2023年11月24日(金)〜2024年3月31日(日)
インスタレーション、絵画、彫刻、写真のほか、建築、公共空間との関わり、美術教育、政策立案、気候変動対策など多岐にわたって実践を重ねる、オラファー・エリアソンの展覧会。本展では、人間と自然環境との間に生じるもつれに焦点を当て、未来をかたちづくる上で私たちが共有する責任について問いかけます。
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シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画──横山大観、杉山寧から現代の作家まで
会場:ポーラ美術館(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)
会期:2023年7月15日(土)〜12月3日(日)
会場構成:中川エリカ建築設計事務所
近代の「日本画」を牽引した明治、大正、昭和前期の画家たちや、杉山寧をはじめとする戦後の日本画家たちの表現方法、そして現在の日本画とこれからの日本の絵画を追究する多様な作家たちの実践の数々に改めて注目する展覧会です。
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変化のかけらとその続き 原爆の図丸木美術館 調査の記録/改修計画案
会場:原爆の図丸木美術館(埼玉県東松山市下唐子1401)
会期:2023年10月7日(土)〜12月10日(日)
wyes architectsの齋賀英二郎氏と八木香奈弥氏によって改修設計が行われる丸木美術館について、調査の記録と改修計画案の展覧会です。「変化のかけら」に焦点を当て、美術館の歴史と個性を探り、未来の進化への考えが紹介されます。
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tupera tupera + 遠藤幹子 しつもんパーク
会場:彫刻の森美術館(神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121)
会期:2023年4月28日(金)〜2024年3月31日(日)
絵本を中心に多彩な活動を続けるユニット、tupera tuperaの書籍「しつもんブック100 (青山出版)」をベースにした100の質問に答えながら美術館を巡る参加型展覧会です。tupera tuperaの絵本原画や建築家・遠藤幹子が手掛けた体験型作品などが展示されています。
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モダン・タイムス・イン・パリ 1925──機械時代のアートとデザイン
会場:ポーラ美術館(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)
会期:2023年12月16日(土)~2024年5月19日(日)
1920年代の機械時代(マシン・エイジ)における機械と人間の関係を紹介する展覧会。
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山梨県立美術館開館45周年記念
アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで
会場:山梨県立美術館(山梨県甲府市貢川1-4-27)
会期:2023年11月18日(土)~2024年1月21日(日)
ウィリアム・モリスの代表作やリバティ商会などのデザイナーによるプロダクトなど、イギリスから世界各地へと広まったアーツ・アンド・クラフツ運動の作品約160点が展示されます。
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風景:いる/みる/みえる
会場:元写真スタジオ(愛知県名古屋市西区那古野2-8-3)
「風景:いる」:2023年9月16日(土) 〜9月19日(火)
「風景:みる」:2023年9月20日(水) 〜2024年3月
「風景:みえる」:2024年3月(予定)
会場構成:桂川大(STUDIO 大)
参加作家:こはまふみお、なかむらまゆ、豊島鉄也、山をおりる
制作協力:プロスパー、藤工芸、Material Learning Farm(冨田太基+桂川大)
建築、彫刻、映像、写真、編集・デザインなど領域を横断するグループ「おどり場」が主催するリレー形式の鑑賞企画です。2023年から2024年にかけて、「鑑賞の場とはなにか?」をテーマに、「おどり場」参加アーティストたちが応答を試みます。
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光を集め、色を放つ─建築を彩る多田美波の造形─
会場:INAXライブミュージアム(愛知県常滑市奥栄町1-130)
会期:2023年10月7日(土)~2024年3月26日(火)
彫刻家・多田美波(1924〜2014年)の、建築空間にかかわる作品の展覧会。「帝国ホテル 東京」の色彩豊かな光壁、「リーガロイヤルホテル(大阪)」の光造形、「新宿住友ビル」の吹抜天井造形を含む21作品について、作品写真のほか、今回初公開となるスケッチ、模型、色見本、素材サンプルなど制作プロセスの一端を語る資料で紹介されます。
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帝国ホテル煉瓦製作所─フランク・ロイド・ライトのデザインに挑んだ常滑の職人─
会場:INAXライブミュージアム(愛知県常滑市奥栄町1-130)
会期:2023年10月21日(土)~2024年5月14日(火)
フランク・ロイド・ライトの代表作の一つとして知られる帝国ホテル旧本館(ライト館)。竣工から100年目を迎えた今年、ライトのデザインに挑んだ常滑の職人とその技に光を当てて紹介する展覧会。
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建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い
会場:島根県立石見美術館(島根県益田市有明町5-15)
会期:2023年9月16日(土)〜12月4日(月)
内藤廣の過去最大規模の個展です。初公開資料も多数交え、建築としては世に現れていない部分も含めた内藤氏の設計と思考の軌跡をたどります。
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TOTOギャラリー・間 北九州巡回展
How is Life?──地球と生きるためのデザイン
会場:TOTOミュージアム(福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1)
会期:2023年11月21日(火)~2024年3月10日(日)
キュレーター:塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛
巡回展監修:塚本由晴
監修アシスタント:平尾しえな
会場構成:アリソン理恵
「地球と生きるためのデザイン」をテーマに、建築やデザインを介した、成長を前提としない繁栄のあり方を探る展覧会。かつて存在した営みや、現在進行形で行われている取り組みなど、従来の都市や建築とは別の可能性を感じさせるプロジェクトが紹介されます。
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テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本
会場:大分県立美術館(大分県大分市寿町2-1)
会期:2023年11月25日(土)〜2024年1月21日(日)※休展日:12月19日(火)
テルマエ(公共浴場)を愛した古代ローマの人びとの生活を、絵画・彫刻・考古資料といった100件以上の作品や映像、模型などの展示品により、身近に感じられる展覧会です。古代ローマのテルマエとともに、日本の入浴文化も紹介します。
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