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2022.09.13
Interview

建築家のライブラリー

第5回 加藤耕一(東京大学教授)

インタビュアー:中島佑介(POST)

8月19日に「新建築社 青山ハウス」に「新建築書店」(英語名:POST Architecture Books)がオープンしました。新建築書店では、さまざまな分野から建築に携わるみなさんのおすすめの書籍を伺いながら選書を進めています。またみなさんのお話を通して建築を考える上での本の可能性を考えていきたいと思います。第5回は建築史家の加藤耕一さんにお話いただきました。インタビュアーは「新建築書店」を運営する中島佑介さんです。本記事は『新建築』9月号でもご覧いただけます。

HowではなくWhyから建築を見る

加藤耕一(以下、加藤) 建築家の方々は、きっと建築をつくるための源として本に触れると思うのですが、僕は建築史を専門にしているので、建築をつくらない。ではどうやって建築と本を繋げているかと考えると、建築を見たり考えたりするためだと思うんです。子どもの頃は本が大好きで、ファンタジーやミステリーの小説をたくさん読んでいました。たぶんそのファンタジーの世界観が、ヨーロッパ中世のゴシック建築に対する興味に繋がっているし、ミステリーの伏線回収の明解な構造は論文や執筆に向かう姿勢に影響を与えています。特に森博嗣さんの『詩的私的ジャック』(講談社ノベルス、1997年)は、僕に博士論文(「ゴシック様式の成立過程に関する研究──初期ゴシック時代の建築と社会」)を書かせてくれた恩人のような本ですfig.2。博士課程でゴシック建築を研究することは決めたのですが、その切り口が見えず、このままだと論文にならないと思い、1カ月ほどフランスに滞在し、ゴシック建築を片っ端から見て回りました。その中で「ラン大聖堂」という初期ゴシックの大聖堂がとても気になり、何度も足を運び、それはなぜか考え続けました。その旅に持って行ったのが先の本です。主人公の学生が先生と一緒に密室殺人の謎を解き明かそうとするのですが、密室のトリックを解いて犯人を見破るという一般的なミステリーとは異なり、「どうやって」ではなくて、「なぜ」犯人が密室をつくらなくてはいけなかったのか、つまり「How」より「Why」が重要という話に刺激を受けました。なぜなら従来のゴシック建築の研究は、構造や形態の特徴を現代の視点から解釈するような研究が中心で、つくった人が何を考えていたのかという視点はほとんどなかったからです。この小説をきっかけに、つくり手の追体験をするように建築を見ると、見え方がまったく変わることを実感し、その後の研究まで続く大きなヒントをもらったと思っています。

ライブラリー13選


──建築史の研究において、どのような本に触れていらっしゃいますか?

『Marville Paris』

加藤 写真集は歴史家にとっても重要な資料です。まずシャルル・マルヴィルという写真家による『Marville Paris』(HAZAN、1994年)ですfig.3,4。彼は19世紀のパリ市公式カメラマンで、たとえば歩道上のオブジェのようなものから建築のファサードまで、オスマンのパリ大改造をひとつひとつ記録した人です。歴史上最初期の竣工写真であり、その写真は当時の露光時間の長さゆえに人が消えてしまったパリが映っていて、とても面白い写真集です。

『PARIS DÉTRUIT』

加藤 それに対して、建築史と都市史を専門とするピエール・ピノンによる『PARIS DÉTRUIT』(Parigramme、2011年)は、建築の破壊の記録を集めた本ですfig.5,6。たとえば安藤忠雄さんが手掛けた「ブルス・ドゥ・コメルス/ピノー・コレクション」(『新建築』2107)が、19世紀末に一部解体された過程なども紹介されています。建築の破壊の過程は、建物の構造、あるいはその都市の構造も含めてリアルに伝えてくれるもので、建築や都市を理解するインスピレーションを与えてくれる本だと思います。

『パサージュ論』

加藤 論文を書き始める学生に紹介するのは、ヴァルター・ベンヤミンの『パサージュ論』(岩波書店、2003年、ドイツ語版1982年)ですfig.7。ベンヤミンがパサージュの実態を探ろうといろいろな資料を集めていった際の未完のメモ集ですが、メモの取り方や着眼した資料に対する扱い方を通して、彼が見ようとしたパリがまざまざと見えてきます。この中でベンヤミンは複数のアルファベットのタグによってメモを編集していますが、「F」のタグには19世紀のパリで次々とつくられた鉄骨建築が集められています。そこでたくさん引用されていたのが、ジークフリート・ギーディオンの『Building in France, Building in Iron, Building in Ferroconcrete』(Getty Center for the History of Art and the Humanities、1995年、初版1928年)ですfig.8,9。これは当時建てられた鉄骨造と鉄筋コンクリート造の近代建築をまとめた本で、いまだに日本語訳されていないのですが、写真がとても魅力的で、白黒の図面やキャプションを合わせたレイアウトも凝っています。当時、ギーディオンがこの本をつくるために出したレイアウトの指示書も収録されていて、彼がいかに読者に伝えるかという工夫をしていたことが分かり、ドイツ語は分からなくとも写真をめくっているだけで楽しかった。この本のレイアウトはル・コルビュジエの『建築へ』(初版1923年)と酷似していて、1928年当時CIAMの設立で協働していたギーディオンは大きな影響を受けていたのだろうと思います。これらは研究者として見つけた世界を、ビジュアルで魅力的に伝える努力を学んだ本です。


──研究に直接影響を与えたのはどのような本ですか?

『Studies in Tectonic Culture』

加藤 博士論文以降、HowよりWhyという視点から建築を考えるうちに、石材の切り方や積み方のような構築術に着目することで、文章を残さなかった中世の建築家の思考に迫り、追体験する可能性が見えてきました。その時に出会ったケネス・フランプトンの『Studies in Tectonic Culture』(The MIT Press、1995年)は、研究を補強してくれた本ですfig.10,11。彼がテクトニックと呼ぶものと、僕がゴシックから考えようとしたことの重なりが見えてきて、それ以来、建築を「構築」から考える研究を始め、その次に行き着いたのが、完成した瞬間だけではない、「時間」の中での建築の変化への興味です。

『The Spolia Churches of Rome』

加藤 『The Spolia Churches of Rome』(Aarhus University Press、2015年)は、「スポリア」という部材再利用でつくられたローマ教会を集めた本ですが、さまざまな建築の廃墟から寄せ集められた柱でできた教会堂がカラー写真で紹介され、使われている部材が図面で示されていますfig.12,13。このようなスポリアによってつくられた建築はヨーロッパの古代末期から中世にかけて多いのですが、ルネサンスの人びとは高度な技術がなかった中世につくられたダメな例だと否定していました。ルネサンスから僕が学生だった頃までの約500年の間、建築家がゼロからつくったものこそが建築であると考えられ、スポリアは建築史で語られることはなかった。この本は、その見方を変え、まだまだ面白い建築が世の中で見落とされていると教えてくれました。
中島 オランダのブックデザイナーが最近見つけた最高の本として、バチカン図書館にある、聖書を書き写した小さな本を挙げていました。タイポグラフィという概念がない時代の本で、レイアウトのルールもなく、それがかえって今とても新しいと言っていました。古さの中に新しいものを生み出すきっかけがあるのですね。

『Old Buildings, New Designs』『Old Buildings, New Forms』

加藤 建築の時間性について研究していた頃に教えていたスタジオ課題で使った本が、『Old Buildings, New Designs』(Princeton Architectural Press、2011年)と『Old Buildings, New Forms』(Monacelli Press、2013年)ですfig.14。年度ごとに本を選んで、学生はその本をリサーチすることで得た概念をもとに設計するという形式をとりました。『Old Buildings, New Forms』では、リノベーションの手法に「寄生する」「編み込む」など名前をつけてラベリングしてくれ、設計課題を教えるうえでは言語化によってディスカッションの幅が広がり、僕自身も勉強になりました。『Old Buildings, New Designs』では、できれば学生が翻訳したものを出版までしたいと話していたのですが、叶いませんでした(笑)。
『Buildings Must Die』(The MIT Press、2017年)は、建築の時間にまつわる本として学生が読んで面白かったと紹介してくれましたfig.15。建築は最後には取り壊されてしまう。その当然の事実であるにもかかわらず、これまで論じられてこなかった建築の結末を、取り壊される理由や破壊や劣化の現象に着目して、物理的にも概念的にも改めて考察する本です。

『The Materiality of Architecture』

加藤 さらに今、興味を持って研究しているのは「構築と物質性」です。建築の時間の問題を考える中で、経年変化における物質性から考え始め、形態論ではなく物質論としての建築史・建築理論を今、本にまとめようとしています。建築史家のアントワーヌ・ピコンによる『The Materiality of Architecture』(University of Minnesota Press、2020年)は、「先にやられた!」(笑)と思わせる物質性をテーマにした本ですが、海外でも物質性に関心が向いていることに深く興味を感じていますfig.16
「物質性」をテーマとした今年のスタジオ課題では、まず『Material Strategies Innovative Applications in Architecture』(Princeton Architectural Press、2013年)を読んでもらいました。ミネラル、ウッド、ガラス、コンクリートなどの素材別に章が分かれていて、それぞれの素材の特性から、たとえば光が透けるコンクリートによるパビリオンのような新素材を用いた建築の最新事例まで、物質にまつわるさまざまな情報がまとまっています。この本と先の『Old Buildings, New Designs』を手掛けているPrinceton Architectural Pressは、安くて読みやすく、新しいアイデアを伝えてくれる本を出版している印象です。

『New Materialisms Ontology, Agency, and Politics』『Material culture studies』

加藤 同様のテーマで人文学や思想分野からも『New Materialisms Ontology, Agency, and Politics』(Duke University Press、2010年)、『Material culture studies』(Oxford University Press、2010年)といった書籍がたくさんありますfig.17。これまでは、人文学にしても思想にしても書かれたものがいちばん重要で、言葉から考えることが中心でしたが、近年では考古学や文化人類学のようにモノから考える方法に移り始めています。これまで建築も形態言語のような形と意味の関係に強い関心を抱いてきましたが、経年変化のように言語では語り得ない物質性に興味が向かい始めている。そこに僕も強い関心を持っています。おそらくそれは、僕がゴシック建築への興味から研究に入った影響だと思うのです。ルネサンスの建築家は、知識人として建築の意味を語り、きちんと図面化し、現場に渡して職人がそれをもとにつくる。一方、ゴシックでは建築家は現場で考えながらつくっていた。ルネサンス以降、そのような職能は職人であって建築家ではないと言われてきたのです。しかし知的じゃないと言われて無視されてきた建築家のやり方に、建築の魅力があるように思うのです。

『モダン・デザインの展開 モリスからグロピウスまで』

加藤 また最近のもうひとつの興味は、モダニズムの価値観をひっくり返すということにあります。歴史家のニコラウス・ペヴスナーは、『モダン・デザインの展開 モリスからグロピウスまで』(みすず書房、1957年)で、「あれはダメ、これはいい」とモダニズムの価値観から建築を分類していますfig.18。ダメだと言われ避けられてきたことのひとつが「ラグジュアリー」という概念です。シンプルで機能的に建築をつくることが正しいというのはモダニズムがつくり出した価値観ですが、19世紀より前の建築を見ると、たとえば歴史の授業で名作だと教えられるパリのオペラ座(1875年)もとてもラグジュアリーですよね。ゴシックの大聖堂もルネサンスのパラッツォもラグジュアリーなのに、20世紀以降それがダメだと言われるのは一体なぜなのだろう、また僕らが今21世紀にラグジュアリーを考えるとしたらどこから考えるとよいのか探りたいのです。

『Luxury and Modernism:Architecture and the Object in Germany 1900-1933』

加藤 『Luxury and Modernism:Architecture and the Object in Germany 1900-1933』(Princeton Architectural Press、2018年)は、実はモダニズムの中にもラグジュアリーがあったという事例を正面から扱った本ですfig.19,20。たとえばヴァルター・グロピウスがバウハウスの校長となった当時の校長の住宅を映した写真では、大理石の洗面台の模様がレタッチされて、普通のセラミックの洗面台として発表されていることを指摘します。また従来ミース・ファン・デル・ローエの作品のラグジュアリーは指摘されつつも、モダニズムの理論からは説明することができませんでした。しかし本書では物質性、主観性、インテリア性などから正面切って再評価しようとしており、それもモダニズムが見落としてきた物質性を考えるひとつのきっかけなのだろうと思います。

『欲望のオブジェ デザインと社会 1750年以後』

加藤 建築史家のエイドリアン・フォーティーによる著書『欲望のオブジェ デザインと社会 1750年以後』(鹿島出版会、2010年)は、ローコストなものとラグジュアリー的なものがどうつくられてきたかを、グッドデザインとバッドデザインを分けることをせずに記述していますfig.21。このフラットな分析の仕方は、モダニズムの新しい価値観を得るうえでヒントになりそうだなと思って読んでいます。
同じフォーティーによる著書で『言葉と建築 語彙体系としてのモダニズム』(鹿島出版会、2006年)と『メディアとしてのコンクリート 土・政治・記憶・労働・写真』(鹿島出版会、2016年)は坂牛卓さんが翻訳を手掛けているのですが、坂牛さんの良い本を見つけてきて、しかも出版までもっていく力はすごい。建築家として歴史観がちゃんとある人だなと常々思っています。

有機的な興味の連なりを生む書店

──最後に「新建築書店」に対して期待されることをお伺いできますか?

加藤 ミリオンセラーとなった本はどこの本屋に行っても必ず置いてありますが、そうではない本を探したいと思った時に出会える機会は少なく、結局、インターネットでしか見つけられません。しかし僕の学生時代はインターネットもなかったので、 神保町界隈を歩き回ったり、フランスに行った時に一所懸命買ったりしていました。それらの中には研究のために買ったけれど読み通していない本も結構あり、仕事がひと段落して次のことを考える時に、改めてちゃんと読み直すようにしています。インターネットの本屋ではなかなかそういう興味の連なりからの発見は起こらない。ですから「新建築書店」では、一般的なカテゴリによらない本同士の繋がりを示せたらとても面白いと思います。

(2022年8月10日、東京大学加藤耕一研究室にて 文責:新建築.ONLINE編集部)

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インタビューで登場した本一覧
『詩的私的ジャック』(講談社ノベルス、1997年)
『Marville Paris』(HAZAN、1994年)
『PARIS DÉTRUIT』(Parigramme、2011年)
『パサージュ論』(岩波書店、2003年、ドイツ語版1982年)
『Building in France, Building in Iron, Building in Ferroconcrete』(Getty Center for the History of Art and the Humanities、1994年、初版1928年)
『建築へ』(初版1923年)
『Studies in Tectonic Culture』(The MIT Press、1995年)
『The Spolia Churches of Rome』(Aarhus University Press、2015年)
『Old Buildings, New Designs』(Princeton Architectural Press、2011年)
『Old Buildings, New Forms』(Monacelli Press、2013年)
『Buildings Must Die』(The MIT Press、2017年)
『The Materiality of Architecture』(University of Minnesota Press、2020年)
『Material Strategies Innovative Applications in Architecture』(Princeton Architectural Press、2013年)
『New Materialisms Ontology, Agency, and Politics』(Duke University Press、2010年)
『Material culture studies』(Oxford University Press、2010年)
『モダン・デザインの展開 モリスからグロピウスまで』(みすず書房、1957年)
『Luxury and Modernism:Architecture and the Object in Germany 1900-1933』(Princeton Architectural Press、2018年)
『欲望のオブジェ デザインと社会 1750年以後』(鹿島出版会、2010年)
『言葉と建築 語彙体系としてのモダニズム』(鹿島出版会、2006年)
『メディアとしてのコンクリート 土・政治・記憶・労働・写真』(鹿島出版会、2016年)

加藤耕一

1973年東京都生まれ/1995年東京大学工学部建築学科卒業/2001年同大学大学院工学系研究科博士課程修了/2002〜04年東京理科大学理工学部助手/2004〜06年パリ第4大学客員研究員/2009〜11年近畿大学工学部講師/2011〜18年東京大学大学院工学系研究科准教授/現在、同大学大学院工学系研究科建築学専攻教授/博士(工学)

中島佑介

1981年長野県生まれ/2003年早稲田大学商学部卒業/2003年limArt設立/2011年〜アートブックショップ「POST」代表/2015年〜Tokyo Art Book Fairディレクター

新建築書店

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中島佑介
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新建築 2022年8月号
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加藤耕一氏の研究室。背面の書棚には、東京大学工学部建築学科で歴代引き継がれてきた書籍が並ぶ。/fig.1〜21すべて撮影:新建築社写真部

『詩的私的ジャック』(講談社ノベルス、1997年)

『Marville Paris』(HAZAN、1994年)

『Marville Paris』(HAZAN、1994年)

『PARIS DÉTRUIT』(Parigramme、2011年)

『PARIS DÉTRUIT』(Parigramme、2011年)

『パサージュ論』(岩波書店、2003年、ドイツ語版1982年)

『Building in France, Building in Iron, Building in Ferroconcrete』(Getty Center for the History of Art and the Humanities、1995年、初版1928年)

『Building in France, Building in Iron, Building in Ferroconcrete』(Getty Center for the History of Art and the Humanities、1995年、初版1928年)

『Studies in Tectonic Culture』(The MIT Press、1995年)

『Studies in Tectonic Culture』(The MIT Press、1995年)

『The Spolia Churches of Rome』(Aarhus University Press、2015年)

『The Spolia Churches of Rome』(Aarhus University Press、2015年)

『Old Buildings, New Designs』(左、Princeton Architectural Press、2011年)/『Old Buildings, New Forms』(右、Monacelli Press、2013年)

『Buildings Must Die』(The MIT Press、2017年)

『The Materiality of Architecture』(左、University of Minnesota Press、2020年)/『Material Strategies Innovative Applications in Architecture』(中央、Princeton Architectural Press、2013年)/『Basics Architecture 02 Construction & Materiality』(右、AVA Publishing、2008年)

『New Materialisms Ontology, Agenc, and Politics』(左、Duke University Press、2010年)/『Handbook of Material Culture』(SAGE Publications、2013年)/『Material culture studies』(右、Oxford University Press、2010年)

『モダン・デザインの展開 モリスからグロピウスまで』(左、みすず書房、1957年)/『Pioneers of Modern Design From William Morris to Walter Gropius』(右、Penguin、1986年、初版1936年)

『Luxury and Modernism:Architecture and the Object in Germany 1900-1933』(Princeton Architectural Press、2018年)

『Luxury and Modernism:Architecture and the Object in Germany 1900-1933』(Princeton Architectural Press、2018年)

『欲望のオブジェ デザインと社会 1750年以後』(右、鹿島出版会、2010年)/『言葉と建築 語彙体系としてのモダニズム』(中央、鹿島出版会、2006年)/『メディアとしてのコンクリート 土・政治・記憶・労働・写真』(左、鹿島出版会、2016年)

fig. 21

fig. 1 (拡大)

fig. 2