新建築 2015年2月号 徒町のアパートメント
Content
=小渕祐介(東京大学教授)×高松誠治(スペースシンタックス・ジャパン代表取締役)×豊田啓介×南政樹(慶応義塾大学SFC研究所上席所員) 司会: アラステア・タウンセンド
主な収録作品: 集合住宅特集
御徒町のアパートメント=長谷川豪建築設計事務所尾山台のコンプレックス=アトリエ・アンド・アイ 久野靖広研究室飯田橋サクラパークーー飯田橋グラン・ブルーム パークコート千代田富士見ザ タワー=日建設計・前田建設工業飯田橋駅西口地区市街地再開発事業施設建築物実施設計共同企業体3×3 CUBE・椎名町=横河健+永尾達也/横河設計工房アリウェイ戸越=駒田剛司+駒田由香/駒田建築設計事務所Sugar=千葉学建築計画事務所オンザパーク=苅部寛子+吉川真理子QUAD=カスヤアーキテクツオフィス赤羽の集合住宅=KUS+team Timberize江南ハウジングA3ブロック=山本理顕設計工場+Ga.A Architectsゆいま~る高島平=瀬戸健似+近藤創順/プラスニューオフィス堀川出水団地第1棟・第2棟 改修=アール・アイ・エー(設計) 馬場正尊+大我さやか/Open A(実験住居内部改修設計)SHARED HOUSE 八十八夜=2.0不動産城野団地リノベーションプロジェクト=都市再生機構(事業計画)+馬場正尊+平岩祐希+大我さやか/Open A 嶋田洋平+重矢浩志/らいおん建築事務所 北九州家守舎(企画・設計)大阪ガス実験集合住宅NEXT21=大阪ガス(総括) 大阪ガス 大京 近鉄不動産 集工舎建築都市デザイン研究所 岩村アトリエ KBI計画・設計事務所(設計)KGMコート=設計組織ADH大槌町大ケ口一丁目町営住宅=都市再生機構 久慈設計(基本設計) 積水ハウス 東照建設 日本住宅・まるたに商事経常建設共同企業体(実施設計)女川町営運動公園住宅=都市再生機構 山設計工房(基本設計) 竹中工務店・仙建工業建設工事共同企業体(実施設計)南三陸町 町営入谷復興住宅=都市再生機構 遠藤剛生建築設計事務所(基本設計) ナカノフドー建設・志津川建設工事共同企業体(実施設計)多賀城市営桜木住宅=都市再生機構 アルセッド建築研究所・関空間設計設計共同体 窓建コンサルタント(基本設計) 鴻池組・橋本店建設工事共同企業体(実施設計)
記事:
団地ストックを活用した地域医療福祉拠点の形成ーー多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちづくりを目指して=荒尾栄二
記事:
震災をバネに進むまちの再生 若者や移住者と地域を繋ぐISHINOMAKI2.0の取り組み 渡邊享子
インタビュー:
北九州市中心市街地と団地の暮らしを繋ぐ関係性のデザイン 嶋田洋平
記事:
災害復興公営住宅の現状と進捗 東日本大震災発生から4年

作品

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
御徒町のアパートメント 設計 長谷川豪建築設計事務所
施工 ミサワホーム西関東所在地 東京都台東区
すべて平面形の異なる住戸を各階2住戸ずつ,10層積み上げた集合住宅.ボリュームをずらしながら積層することによりすべての階から空が見えるようになっている.住戸同士は約80cmの隙間を介して隣接し,住戸間の隙間はテラスやポーチとして使われ,吹き抜けを介して共有される.
APARTMENT IN OKACHIMACHI GO HASEGAWA & ASSOCIATES
Tokyo, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
尾山台のコンプレックス 設計 アトリエ・アンド・アイ 久野靖広研究室
施工 スリーエフ所在地 東京都世田谷区
住宅と店舗が混在するエリアに建つ住宅と店舗のコンプレックス.L字型の敷地の中に,屋上テラスやバルコニー,外部階段などを周辺環境との応答によって立体的に配置した.鉄骨造,4階建て.
COMPLEX IN OYAMADAI ATELIER AND I, YASUHIRO KUNO ARCHITECTURAL LABORATORY
Tokyo, Japan
2014

飯田橋グラン・ブルーム(業務・商業棟) パークコート千代田富士見ザ タワー(住宅棟)
撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
飯田橋サクラパーク飯田橋グラン・ブルーム(業務・商業棟) パークコート千代田富士見ザ タワー(住宅棟) 設計 日建設計・前田建設工業飯田橋駅西口地区市街地再開発事業施設建築物実施設計共同企業体
施工 前田・鹿島建設共同企業体(業務・商業棟)/前田建設工業(住宅棟)
所在地 東京都千代田区業務・商業棟の「飯田橋グラン・ブルーム」(地上30階・地下2階),住宅棟「パークコート千代田富士見ザ タワー」(地上40階・地下2階),教会棟(地上3階)の3棟の建物で構成される.同敷地に建っていた東京警察病院が2001年に移転を決定したのをきっかけに,飯田橋駅西口地区の再開発が始まった.江戸の面影を色濃く残す外堀側(西側),明治時代からこの地に根付く西洋の文化を表現する皇居側(東側)をそれぞれ「いき」と「エスプリ」をコンセプトとしてデザインした.
IIDABASHI GRAND BLOOM, PARK COURT CHIYODA FUJIMI THE TOWER
architects: NIKKEN SEKKEI, MAEDA CORPOLATION
Tokyo, Japan 2015

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
3×3 CUBE・椎名町
設計 横河健+永尾達也/横河設計工房
施工 渡邊建設所在地 東京都豊島区
3×3×3のキューブを1ユニットとして,5~6CUBEで1住戸が構成される14住戸の集合住宅.同じプランの住戸がなく,CUBEの立体的な組み合わせによって,太陽の日照はもちろん,風の抜け,そして眼と気持ちに優しい樹木を各住戸で享受できる.エントランスを抜けると,一度外部に出る住戸へのアプローチは,住人同士の行き来と出会いが生まれる場(インナーコート)として計画されている.
3×3 CUBE IN SHIINAMACHI KEN YOKOGAWA ARCHITECT & ASSOCIATES Tokyo, Japan 2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
アリウェイ戸越 設計 駒田剛司+駒田由香/駒田建築設計事務所
施工 新井建設所在地 東京都品川区
5戸の長屋と6戸の共同住宅からなる4階建て鉄筋コンクリート造.外観はまちのスケールに合わせてボリュームを分割し,周辺の建物からサンプリングした色で外壁を塗装している.内部はひと続きの折れ曲がった壁が内外を行ったり来たりすることでひだ状に室が構成され,各住戸とも垂れ壁によってスペースが仕切られる.
ALLEYWAY TOGOSHI architects: KOMADA TAKESHI + KOMADA YUKA / KOMADA ARCHITECTS’ OFFICE
Tokyo, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
Sugar 設計 千葉学建築計画事務所 施工 松下産業所在地 東京都世田谷区
6つのワンルーム住戸は,3つのボリュームに分けられ,隙間の外部空間はコモンスペースであると共に,ギャラリー空間として設えられている.敷地に残されていた樹齢70年にもなるサクラの樹がある庭は,杉本博司氏による箒垣と石積みで特別な場所となり,ケリス・ウィン・エヴァンスの作品を設置した壁横の小道は,通り道から佇める場所となった.アートと建築が融合した新たな場がつくられている.
SUGAR CHIBA MANABU ARCHITECTS Tokyo, Japan 2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
オンザパーク 設計 苅部寛子+吉川真理子 施工 北沢建設所在地 横浜市保土ヶ谷区
緑豊かな公園に面した木造の共同住宅.一方で周囲は自動車解体工場などがあり,荒涼とした街にも面している.そういった環境の中で,建物によって公園と街が分断される建ち方ではなく,「空地と緑地」との多様な関係を築くボリューム配置が目指されている.LDと個室のそれぞれの矩形を,角度を振ったくびれたワンルーム構成として,敷地に散りばめている.
ON THE PARK KARIBE HIROKO ARCHITECTS+YY ARCHITECTS YOSHIKAWA MARIKO LABO
Kanagawa, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
赤羽の集合住宅 設計 KUS+team Timberize
施工 スリーエフ所在地 東京都北区
ミサワホームグループが開発し,外壁・間仕切り壁の1時間耐火認定を所得した高強度木質パネル「FWS(フューチャー・ウッド・システム)」を用いた初の4階建て木造集合住宅.1階に店舗,2~3階に賃貸住戸が入る.大きな出窓を各戸に設けて,居住空間に広がりを持たつつ,出窓の内側で耐力上,必要なパネルを独立させた.
AKABANE APARTMENT architects: KUS+TEAM TIMBERIZE
Tokyo, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
QUAD 設計 カスヤアーキテクツオフィス
施工 木村工業所在地 東京都目黒区
東京都目黒区に建つ,1階にオーナー住戸,2~4階に9戸の賃貸住戸を配置した鉄筋コンクリート壁式構造の集合住宅.2,3階のバルコニー周囲にはガラス繊維のスクリーンを約50%の開口率で設置.スクリーンの大きさは3種類,スクリーンは住戸内のプライバシー確保,日射による熱負荷の軽減,室内奥まで拡散光を届けるなどの役割を果たす.1階はセランガンバツ材の板塀に囲まれ,最上階は周囲に大きく開かれたペントハウスとした.
QUAD KASUYA ARCHTECTS’ OFFICE
Tokyo, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
江南ハウジングA3ブロック 設計 山本理顕設計工場+Ga.A Architects 施工 Poong Lim Industrial所在地 韓国ソウル特別市江南区細谷洞
住宅が不足するソウルにおいて計画されたソウル郊外の大規模集合住宅開発.低所得層向けの住宅であるため,21平米~46平米の住戸が1,065戸つくられた.棟間にコモン・フィールド(中庭)とパブリック・パスを配置し,その上にブリッジを架けて,住民は生活圏にあるふたつの領域を行き来できる.低層部の屋上には菜園も整備されるなど,自給自足も視野に入れた集合住宅のあり方である.
SEOUL GANGNAM DISTRICT A3 BL HOUSING RIKEN YAMAMOTO & FIELD SHOP + Ga.A ARCHITECTS Seoul, Korea 2013

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
ゆいま~る高島平 設計 瀬戸健似+近藤創順/プラスニューオフィス
施工 八光建設所在地 東京都板橋区
都市再生機構と,高齢者施設の企画・運営などを手掛けるコミュニティネットが,東京都板橋区の高島平団地のうち1棟に整備した,既存住宅を改修した分散型サービス付き高齢者向け共同住宅「ゆいま~る高島平」.全121戸のうち30戸を改修した.バリアフリー仕様に改修するほか,共用廊下と居室の間に車椅子使用も考慮した土間スペース(エンガワドマ)を設けることで,セミパブリック的な空間をつくり出した.
YUIMARL TAKASHIMADAIRA KENJI SETO + SOJUN KONDO / + NEW OFFICE
Tokyo, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
堀川出水団地第1棟・第2棟 改修 設計 アール・アイ・エー
実験住居内部改修設計 馬場正尊+大我さやか/ Open A施工 ミラノ・富士・扶桑特定建設工事共同企業体所在地 京都市上京区
戦後の住宅難解消と堀川商店街の復興を目指して 1950~53年に整備された堀川団地(椹木町団地,下立売団地,出水団地第1棟・第2棟・第3棟,上長者町団地の計6棟)の内,出水団地第1棟及び第2棟の耐震・設備改修をした.バリアフリー化や設備更新を行い,空き家を利用した福祉施設,2戸1型住戸,コミュニティカフェ,住人がDIYできる実験住宅などを整備した.マスターアーキテクトとして光井純氏が参加.
HORIKAWA HOUSING COMPLEX (DEMIZU1,2), RENOVATION architects: RESEARCH INSTITUTE OF ARCHITECTURE, OPEN A
Kyoto, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
SHARED HOUSE 八十八夜 設計 2.0不動産
施工 伊藤智寿・2.0不動産所在地 宮城県石巻市
石巻市の中心市街地の商店街に建つお茶屋の使われていなかった2階部分をシェアハウスに改修し,東日本大震災後に移住してきた若者へと繋ぐプロジェクト.地元の若い商店主やNPO職員をはじめさまざまな専門家らでなるISHINOMAKI2.0から派生した2.0不動産が施工から住み手のマッチングまでを行う.欄間や出節丸太の柱など,80年前からの歴史を継ぐ既存の意匠を読み取り,残すところと改修するところを見極めながら施工を進めた.
SHARED HOUSE 88TH NIGHT 2.0 REAL ESTATE
Miyagi, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
城野団地リノベーションプロジェクト 企画・設計 馬場正尊+平岩祐希+大我さやか/ Open A 嶋田洋平+重矢浩志/らいおん建築事務所 北九州家守舎
施工 日本総合住生活所在地 福岡県北九州市
北九州市の郊外に昭和33〜38(1958〜63)年に建てられた団地の改修.2013年にUR都市機構のプロポーザル実施コンペ「城野団地(北九州市)における空家住宅募集再開に係る商品企画及び入居促進業務」が行われ,Open Aと,北九州を地元とするらいおん建築事務所,北九州家守舎のチームの提案が選ばれた.住戸改修設計だけでなく企画,プロモーションにもかかわる.
RESIDENTIAL COMPLEX STOCK RENEWAL AT JONO UR + OPEN A + LION ARCHITECT’S + KITAKYUSYUYAMORISYA
Fukuoka, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
大阪ガス実験集合住宅NEXT21 設計 大阪ガス 大京 近鉄不動産 集工舎建築都市デザイン研究所 岩村アトリエ KBI計画・設計事務所
施工 東急建設所在地 大阪府大阪市天王寺区
大阪ガスが所有する実験集合住宅「NEXT21」の第4フェーズ居住実験.住戸改修を行うにあたり,分譲マンションデベロッパーを対象にリアルで時代のニーズを汲み取った「2020年の住まい」の住戸提案を募集するコンペを開催し,大京,近鉄不動産の提案が最優秀賞に選定され改修に至った.501住戸はひとつの空間をシェアする新しい集合住宅の暮らしを提案.404住戸は少人数の複数世帯が集まりお互いサポートして暮らす住宅の提案した.
NEXT21 PHASEⅣ OSAKA GAS, DAIKYO, KINTETSU REAL ESTATESHU-KOH-SHA ARCHITECTUAL & URBAN DESIGN STUDIO/ IWAMURA ATELIER / KANSAI BUSINESS INFORMATION
Osaka, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
KGMコート 設計 設計組織ADH
施工 アイガー産業所在地 東京都目黒区
URが進める地域医療福祉拠点の一環として,高島平団地内の住戸30戸を改修したサービス付き高齢者住宅.コミュニティネットが事業を委託され運営する.バリアフリーに対応した改修を行うほか,共用廊下と居室の間に車椅子使用も考慮した土間スペースを設けることで,セミパブリック的な空間をつくり出した.
KGM COURT ADH ARCHITECTS
Tokyo, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
大槌町大ケ口一丁目町営住宅 設計(基本設計) 都市再生機構 久慈設計
設計(実施設計)施工 積水ハウス(A・B棟,集会所)東照建設(C~F棟)日本住宅・まるたに商事経常建設共同企業体(G~L棟)
所在地 岩手県上閉伊郡大槌町
岩手県大槌町,大槌川沿いに建つ東日本大震災の被災者のための災害公営住宅.まち並みと調和するように計画された木造低層長屋12棟(総戸数70戸)からなる.敷地内にはふたつのコミュニティ広場と,広場や歩道に面して各住戸に縁側が設けられ,住人同士,住人と地域との交流の場となるように計画されている.
PUBLIC RESTRUCTION HOUSING IN OGAKUCHI-OTUCHI URBAN RENAISSANCE AGENCY, KUJI ARCHITECTS STUDIO
Iwate, Japan
2013

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
女川町営運動公園住宅 設計(基本設計) 都市再生機構 山設計工房
設計(実施設計)施工 竹中工務店・仙建工業建設工事共同企業体所在地 宮城県牡鹿郡女川町
東日本大震災の津波で被災した女川町の200戸の災害公営住宅.女川町では,約8割の住宅が倒壊しており,震災後約1割人口が減少した.そのため,より早くそして永くすむことができる住宅を高台の陸上競技場のトラックの平場に建設.資材高騰,高品質短工期実現のために柱,梁,床板のPCa化工法を採用.設計期間3カ月,工期9カ月で竣工した.
ONAGAWA ATHLETIC PARK HOUSING URBAN RENAISSANCE AGENCY + YAMA ARCHITECTS & PARTNERSTAKENAKA CORPORATION + SENKEN CORPORATION
Miyagi, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
南三陸町 町営入谷復興住宅 設計(基本設計) 都市再生機構 遠藤剛生建築設計事務所
設計(実施設計)施工 ナカノフドー建設・志津川建設工事共同企業体所在地 宮城県本吉郡南三陸町
宮城県南三陸町に建設された東日本大震災での被災者のための災害公営住宅(総戸数42戸).3階建て鉄筋コンクリート造の2棟の住棟と木造平屋建ての集会所からなる.各棟が中庭を囲んで配置され,中庭を介して各住戸へのアプローチする.中庭はイベント等にも使用されるなど,居住者や近隣の人びとの交流の場となる.
PUBLIC RESTRUCTION HOUSING IN IRIYA-MINAMISANRIKU URBAN RENAISSANCE AGENCY, TAKAO ENDO ARCHITECT OFFICE
Miyagi, Japan
2014

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
多賀城市営桜木住宅 設計(基本設計) 都市再生機構 アルセッド建築研究所・関空間設計設計共同体 窓建コンサルタント 設計(実施設計)施工 鴻池組・橋本店建設工事共同企業体所在地 宮城県多賀城市
多賀城市で計画されている東日本大震災の復興のための災害公営住宅のひとつ.津波避難ができるように,2階以上に住宅を設け,1階は駐車場,駐輪場,トランクルーム,設備室等に利用している.建物の2階レベルでは4棟の中央付近をデッキで接続し,デッキに面する各住棟部分に「みんなのリビング」というコミュニティ活動の拠点を設置.子どもから高齢者まで,安心して仲良く暮らせる場づくりが目指されている.
PUBLIC RESTRUCTION HOUSING IN SAKURAGI-TAGAJYO URBAN RENAISSANCE AGENCY ARCHITECTURAL LABORATORY FOR SYSTEMS, ENVIRONMENT & DEVELOPMENT SOKEN CONSULTANT Miyagi, Japan 2014