新建築 2009年8月号 四の坂タウンハウス
Content
A・W・A設計共同体 設計組織ADH 都市再生機構+竹中工務店
若松均 ヨコミゾマコト 山代悟 長谷川逸子 千葉学 安宅研太郎 末廣香織
+
末廣宣子
いすゞ+坂倉建築研究所
メジロスタジオ 飯田善彦 納谷学
+
納谷新 北山恒 岸和郎 大平貴臣
・
丸吉泰道 木下道郎
他
【特集記事】
日本で質のよい住宅都市は生き残れるのか=蓑原敬
広島市民球場=
仙田満

●作品22題広島市民球場 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島|仙田満+環境デザイン研究所●集合住宅特集──都市と住空間を繋ぐ手法ヌーヴェル赤羽台2号棟(A街区)|A・W・A設計共同体(archi-tecture WORKSHOP+ワークステーション+設計組織ADH)プロジェクト: ヌーヴェル赤羽台3~7号棟(B1・B2・C街区)|NASCA+空間研究所+日東設計共同体(3・4号棟[B1街区])市浦+CAt設計共同体(5号棟[B2街区]) 山本・堀アーキテクツ+みのべ設計共同体(6・7号棟[C街区])高島平団地2-26-4号棟耐震改修|木下庸子+設計組織ADH 江尻建築構造設計事務所 for Lightsひばりが丘団地ストック再生実証試験|都市再生機構+竹中工務店neri bldg.2|若松均建築設計事務所KES|aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所STEPS|山代悟+ビルディングランドスケープ四の坂タウンハウス|長谷川逸子・建築計画工房STITCH|千葉学建築計画事務所ハスハウス|安宅研太郎/アタカケンタロウ建築計画事務所太宰府の長屋|末廣香織+末廣宣子/ NKSアーキテクツCASA BELL OHIRA|いすゞエステート+坂倉建築研究所熊川の集合住宅2|メジロスタジオ横須賀市営鴨居ハイム|飯田善彦建築工房プロジェクト: 左近山団地再生計画|横浜国立大学大学院/建築都市スクール Y-GSA 飯田善彦スタジオPROTO plus|納谷学+納谷新/納谷建築設計事務所集合住宅SK|北山恒+architecture WORKSHOPプロジェクト: 祐天寺の集合住宅|北山恒+architecture WORKSHOP紙屋HOUSE|岸和郎+K.ASSOCIATES/ArchitectsアパートメントS|大平貴臣/大平貴臣建築設計事務所 丸吉泰道/丸吉泰道建築設計工房[baoli]|木下道郎/ワークショップ●特集記事|日本で質のよい住宅都市は生き残れるのか──14年経った幕張ベイタウンの今|蓑原敬●ESSAY|横浜発コンパクトシティ|浜野四郎/古い,ということ|伊藤弘●NEWS|井上宇市氏逝去/第4回日本構造デザイン賞発表/第50回BCS賞発表──本賞17件,特別賞2件を選出 他●COLUMN|イタリア・ラクイラ地震復興支援計画|坂 茂●EXHIBITION|坂倉準三と20世紀建築史との交点 建築家坂倉準三展: モダニズムを生きる/モダニズムを住む|藤森照信/カンポ・バエザの建築──The Creation Tree インタビュー: 光の寸法とプロポーション/ZONE~陽炎,稲妻,水の月/21_21 DESIGN SIGHT 第5回企画展 山中俊治ディレクション「骨」展●FOCUS-IN|いつまでも美しい外観に 田口知子氏が選んだ光触媒コーティング材 TOTOオキツモコーティングス──ハイドロテクトカラーコートECO-EX|編集部●連載|○○発: 今,変革に応えて 熊本発: 偏った世界観を捨て「夢のかけら」をばら蒔こう──「どこでもアートポリス」|桂英昭/沖縄発: 大規模リゾート開発のゆくえ|高橋真奈美+杉千春●BOOKS|『a+u』2009 年6月別冊 「ロバート・ヴェンチューリとデニス・スコット・ブラウンから学ぶもの」書評|藤村龍至 第3回 長谷工 住まいのデザイン コンペティション応募要項●月評|植田実 青木茂 北典夫 中村拓志
作品

設計: 仙田満+環境デザイン研究所
撮影: 新建築社写真部
MITSURU SENDA+E.D.I
photo: SHINKENCHIKU-SHA
広島市民球場 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島設計 仙田満+環境デザイン研究所
施工 五洋・増岡・鴻治建設工事共同企業体他所在地 広島県広島市
老朽化した旧球場に変わって,別敷地に建設された新しい広島市民球場.JR在来線,新幹線に隣接していること,観客が観戦しやすい配置などを考慮した結果球場は非対称系となっている.さまざまな観戦がてきるように複数タイプの客席が用意され,1周600mのコンコースは子どもが遊びやすい空間として仙田満氏が提唱している「遊環構造」が適用されている.下部は鉄筋コンクリート造,上部はプレキャストコンクリート造となっている.
HIROSHIMA MUNICIPAL BASEBALL STADIUM MAZDA ZOOM-ZOOM STADIUM HIROSHIMAMITSURU SENDA+E.D.I Hiroshima,Hiroshima pref., Japan 2009

設計: A・W・A設計共同体(architecture WORKSHOP+ワークステーション+設計組織ADH)
撮影: 新建築社写真部
ARCHITECTURE WORKSHOP + WORKSTATION + ADH
photo: SHINKENCHIKU-SHA
ヌーヴェル赤羽台2号棟(A街区) 設計 A・W・A設計共同体(architecture WORKSHOP+ワークステーション+設計組織ADH)
施工 五洋・川田・受注連工事共同企業体
所在地 東京都北区
都市再生機構の1962年竣工した赤羽台団地の建て替え.第1期としてA街区2号棟をADH,ワークステーション,archietcture WORKSHOPからなる設計組織を編成し担当。L字型の囲い型で、8種類の企画型住戸により現代のライフスタイルに合った住まいを提供する。現在着工しているB1・B2・C街区もプロジェクトとして紹介。
NOUVELLE AKABANEDAI A-2 HOUSING BLOCK architects: ARCHITECTURE WORKSHOP + WORKSTATION + ADH Kita-ku, Tokyo, Japan 2009

プロジェクト:
ヌーヴェル赤羽台3〜7号棟(B1・B2・C街区) 設計 NASCA+空間研究所+日東建設共同体(3・4号棟[B1街区]) 市浦+CAt設計共同体(5号棟[B2街区]) 山本堀アーキテクツ+みのべ設計共同体(6・7号棟[C街区]) 施工 コーナン建設(3・4号棟[B1街区]) 鴻池組(5〜7号棟[B2・C街区])所在地 東京都北区 都市再生機構の1962年竣工した赤羽台団地の建て替えの第2期.NASCA+空間研究所+日東建設共同体(3・4号棟[B1街区]),市浦+CAt設計共同体(5号棟[B2街区]),山本堀アーキテクツ+みのべ設計共同体(6・7号棟[C街区])が設計.かつての配置を踏襲しながら,中庭を囲み,新しい居住形態も意識した住戸プランを提案.2010年7月に竣工の予定.
NOUVELLE AKABANEDAI B1, B2 & C HOUSING BLOCK
Kita-ku, Tokyo, Japan 2009

デザイン監修: 木下庸子+設計組織ADH 江尻建築構造設計事務所 for Lights
撮影: 新建築社写真部
ADH+EJIRI STRUCTURAL ENGINEERS+FOR LIGHTS
photo: SHINKENCHIKU-SHA
高島平団地2-26-4号棟耐震改修工事 デザイン監修 木下庸子+設計組織ADH 江尻建築構造設計事務所 for Lights
施工 菊池建設所在地 東京都板橋区
都市再生機構の団地で行われた最初の大規模耐震改修工事.共用廊下のスラブ下へのコンクリート打ち増しをした上で外付けフレームを設置。共用部分の給水、電気、ガスなどの配管をやり直し、共用廊下に整理した。
TAKASHIMADAIRA 2-26-4 HOUSING BLOCK SEISMIC RETOROFITTING architects: ADH+EJIRI STRUCTURAL ENGINEERS+FOR LIGHTS Itabashi-ku, Tokyo, Japan 2009

設計: 都市再生機構+竹中工務店
撮影: 新建築社写真部
UR+TAKENAKA CORPORATION
photo: SHINKENCHIKU-SHA
ひばりが丘団地ストック再生実証試験 設計 都市再生機構+竹中工務店
施工 竹中工務店(A・B棟),菊池建設(C棟)所在地 東京都東久留米市
ひばりが丘団地内の3つの住棟(A〜C棟)において、都市再生機構のストック再生に資する住棟単位での改修技術の開発をするための実証実験プロジェクト。解体工法や複数の構造における共用廊下の新設、住戸の拡充など、その実験項目は多岐に渡る。
RESEARCH ON RENOVATION PROJECT IN UR HIBARIGAOKA ESTATE architects: UR+TAKENAKA CORPORATION Higashikurume-shi, Tokyo, Japan 2009

設計: 若松均建築設計事務所
撮影: 新建築社写真部
HITOSHI WAKAMATSU ARCHITECT AND ASSOCIATES
photo: SHINKENCHIKU-SHA
neri bldg.2 設計 若松均建築設計事務所
施工 大勝建設所在地 東京都練馬区
「nerima project」構想(本誌0502)の2件目で,「neri bldg.」(同0608)の斜向かいに位置.ワンボリュームの全体の中に6戸の住戸が立体的に組み込まれている.共用部や室内は周囲の路地空間を立体的に取り込んだような複雑な構成.
NERI BLDG.2 architects: HITOSHI WAKAMATSU ARCHITECT AND ASSOCIATES
Nerima-ku, Tokyo, Japan 2009

KES 設計 aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所
施工 新建築工房所在地 東京都杉並区
環状七号線付近,近隣商業地域に建つ7戸のバイクガレージ付き賃貸長屋.東側には第二種中低層住居専用地域が広がる.3,400mmの天井高と大きな開口部(東側は全面ガラス).室内は床から1,400mmの位置にサニタリーを浮かばせて,延床面積以上の広がりを持たせている.
KES architects: aat+MAKOTO YOKOMIZO ARCHITECTS suginami-ku, Tokyo, Japan 2009

撮影: 新建築写真部
STEPS 設計 山代悟+ビルディングランドスケープ
施工 佐藤秀所在地 東京都世田谷区
高架道路脇の三角に変形した角地に建つ賃貸集合住宅.デベロッパーが破綻し,新たな事業主の下で完成を迎えた.北側足元のボリュームは日影規制をクリアするために少しずつ削られている.すべての室内にはフロアレベルより45cmほど高くなった「縁側/STEP」が設けられ,ワンルームの空間に広がりを与えている.縁側は逆梁からキャンティレバーで張り出されている.
STEPS architects: YAMASHIRO SATORU + BUILDINGLANDSCAPE Setagaya, Tokyo, Japan 2009

四の坂タウンハウス 設計 長谷川逸子・建築計画工房
施工 北野建設所在地 東京都新宿区
新宿区の「みどりの新宿30選」にも選ばれる四の坂にある地下1階地上2階の長屋.敷地内には,区から保存を要望された古樹が多く生えている.5m角の箱を既存樹木を避けてイレギュラーに並べ,箱と箱の間を変形したガラス張りのグラスルームで繋げた1棟の建物としている.28の住戸は,すべてのプランが異なるメゾネットタイプ.
YONNOSAKA TOWNHOUSE architects: ITSUKO HASEGAWA ATELIER
Setagaya, Tokyo, Japan 2009

撮影: 新建築社写真部
Photo: SHINKENCHIKU-SHA
STITCH 設計 千葉学建築計画事務所
施工 砂川建設所在地 東京都立川市
玉川上水沿いの緑地と連続するように大きく成長した既存のケヤキを残して,その間に建物を計画している.住宅以外にカフェや周辺住民が音楽ホールのように使える部屋もある.敷地内は通り抜けができるになっており,周辺に対して開放的な集合住宅となっている.近くの国立音楽大学の学生や音楽関係の家族などをターゲットとして音楽を核としたコミュニティを目指している.各ユニットには防音仕様のピアノ室を設け,閉じた室内をガラス張りの開放的な廊下で繋ぐ構成とし,中庭を囲むように配置している.
STITCH CHIBA MANABU ARCHITECTS Tachikawa, Tokyo, Japan 2009

設計: 安宅研太郎/アタカケンタロウ建築計画事務所
撮影: 新建築社写真部
KENTARO ATAKA ARCHITECTURAL DESIGN
photo: SHINKENCHIKU-SHA
ハスハウス 設計 安宅研太郎/アタカケンタロウ建築計画事務所
施工 岩本組所在地 東京都北区
小規模な住宅が建ち並ぶ住宅地に建つ.前面道路に対しセットバックし5層のボリュームと空地を確保している.最上階の5階はオーナー住戸.東西方向にトンネル状に抜け,ボールトと切妻の天井.構造と設備ダクトを天井裏に納めている.
HASU HOUSE architects: KENTARO ATAKA ARCHITECTURAL DESIGN Kita-ku, Tokyo, Japan 2009

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
太宰府の長屋 設計 末廣香織+末廣宣子/NKSアーキテクツ
施工 千葉工務店所在地 福岡県太宰府市
川沿いの敷地に建てられた2戸の長屋.台形の敷地だが,風水の条件によって敷地の整形部分にのみ,正方形の平面で計画された.正方形の平面を階によって大きさを変えて,それらを斜めの壁状の扁平柱で構成された鉄筋コンクリートのラーメン構造となっている.ふたつの住戸はそれぞれ1,2階と2,3階のメゾネットとして,等しく川への眺望が取れるよう計画されている.
ROW HOUSE IN DAZAIFU NORIKO+KAORU SUEHIRO / NKS ARCHITECTS Dazaihu, Fukuoka pref., Japan 2009

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
CASA BELL OHIRA 設計 いすゞエステート+坂倉建築研究所
施工 五洋建設所在地 栃木県下都賀郡
隣接する自動車工場の家族寮と独身寮.工場の雑木林が伸びるように敷地内に残されていた既存樹木を残すため,住棟は南側に寄せて細長く屈折して配置された.一方,南には田園が広がっている.1階はピロティの駐車場とし,柱幅は車の幅に合わせて計画している.家族寮はバルコニーのタイプによって3つ分けられている.北風と工場への視線をカットするため,北側は屋内廊下とし,バルコニーは南側に配している.
CASA BELL OHIRA ISUZU ESTATE+SAKAKURA ASSOCIATES Shimotsuga, Tochigi pref., Japan 2009

撮影: 新建築社写真部
熊川の集合住宅2 設計 メジロスタジオ
施工 オクダ建設所在地 東京都福生市
東京郊外に建つ集合住宅.建物は南側の幹線道路に対して雁行して配置され,見る角度によってさまざまな表情を見せる.各階の開口部は垂直方向の位置は同じだが,全体としてランダムに見えるように列ごとに高さがずらされている.室内はフラットスラブの上にレベル差を設け,各部屋を特徴づけている.北側には12mの帯状の空地を挟んで同設計者による「熊川の集合住宅1」がある.
KUMAKAWA APARTMENT 2 architects: MEJIRO STUDIO
Fussa, Tokyo, Japan
2009

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
横須賀市営鴨居ハイム 設計 飯田善彦建築工房
施工 1期: 馬淵建設 2期・3期: 馬淵建設・日建工業共同企業体所在地 神奈川県横須賀市
1953年に建てられた市営団地の建て替え.11棟と集会所が計画され,160戸が設けられている.2棟ペアの住棟で中庭を挟む配置とし,中庭を緑化し,ベンチを置いている.また,中庭と住棟の通路をクロスさせ,敷地全体を通り抜けと見通しのよい空間としている.住戸は2DKの基本ユニットを表裏一体で組み合わせていて,オプションユニットで住戸の広さを調節している.
KAMOI HEIM IIDA ARCHISHIP STUDIO Yokosuka, Kanagawa Pref., Japan 2009

プロジェクト: 左近山団地再生計画 横浜国立大学大学院/建築都市スクールY-GSA 飯田善彦スタジオ
所在地 神奈川県横浜市
Sakonyama housing complex proposed rehabilitation Yokohama National University Graduate Studies / Yokohama Graduate School of Architecture Yoshihiko Iida studio
kanagawa, japan

撮影: 新建築社写真部
PROTO plus 設計 納谷学+納谷新/納谷建築設計事務所
施工 河津建設所在地 東京都中野区
隣に建つ「PROTO」(新井の集合住宅: 本誌0309)の増築.既存の避難階段とエレベータを共有することで,増築部をほぼすべて専有面積に.3,4階の住戸は,「PROTO」からブリッジを渡って入る.扁平ラーメン構造により,南北に大きな開口を持つ.平面を南北にずらして4住戸でテラスの位置を変えるなど,小さな操作で住戸にバリエーションを持たせている.
PROTO PLUS architects: MANABU NAYA+ARATA NAYA / NAYA ARCHITECTS
Nakano-ku, Tokyo, Japan 2009

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
集合住宅SK 設計 北山恒+architecture WORKSHOP
施工 ユニホー辰カンパニー所在地 東京都世田谷区
都内の住宅地に建てられたオーナー住戸付き集合住宅.ひとつの敷地を相続で兄弟が区分所有することとなり,その分筆線に合わせて2棟建てとしている.各住戸へのアクセス通路をグレーチングでつくり,それを2棟のエキスパンションジョイントにしている.低層住宅が建ちならぶ周辺環境に対応して,上部のオーナー部分はガラスの開放的な室とし,下部の賃貸部分はコンクリートの閉鎖的な室として,周辺との視線の交差などに配慮している.
APARTMENT SK KOH KITAYAMA+ARCHITECTURE WORKSHOP Setagaya, Tokyo, Japan 2009

撮影: 新建築社写真部
photo: SHINKENCHIKU-SHA
祐天寺の集合住宅 設計 北山恒+architecture WORKSHOP
所在地 東京都目黒区
住宅密集地にはめ込むように計画された集合住宅.ガラス壁面の開放的な3住棟とコンクリートの閉鎖的な6住棟があり,バルコニーで繋げられている.住棟間には広場的空間と路地的空間が形成される.基本の住戸ユニットは,開放的な空間,閉鎖的な空間,それらを繋ぐ半屋外のバルコニーを持つ.ユニット間で視線が交差するため,お互いの気配を感じ,気配りし合いながら生活するよう計画されている.
YUUTENJI APARTMENT KOH KITAYAMA+ARCHITECTURE WORKSHOP Meguro, Tokyo, Japan 2009

設計: 岸和郎+K.ASSOCIATES/Architects
撮影: 新建築社写真部
WARO KISHI + K.ASSOCIATES/ARCHITECTS
photo: SHINKENCHIKU-SHA
紙屋HOUSE 設計 岸和郎+K.ASSOCIATES/Architects
施工 斎藤工業所在地 東京都渋谷区
2階にクリニック,3〜5階がそれぞれ1フラットの住戸,6・7階がメゾネットの住戸.南側の道路からのアプローチ奧にあるエレベータで各住戸に直接アクセス.東側の壁面と住戸・クリニックとの間に,縦長のボイド(外部)を設けている.プライバシーと採光・通風を確保し,都心部の小規模ビルのプロトタイプが意識されている.
KAMIYA HOUSE architects: WARO KISHI + K.ASSOCIATES/ARCHITECTS Shibuya-ku, Tokyo, Japan 2009

設計: 大平貴臣/大平貴臣建築設計事務所 丸吉泰道/丸吉泰道建築設計工房
撮影: 新建築社写真部
TAKANORI OHIRA YASUMICHI MARUYOSHI
photo: SHINKENCHIKU-SHA
アパートメントS 設計 大平貴臣/大平貴臣建築設計事務所 丸吉泰道/丸吉泰道建築設計工房
施工 日祥工業所在地 東京都港区
近隣に広大な施設の緑地がある.既存の建て替え.1階は鉄筋コンクリート造,2・3階は木造.ふたりのオーナーの要望の違いを踏まえ,かつ外部階段を避け,内部に気積を確保するために曲面壁をつくっている.水回りは曲面壁の反対側の西側にまとめられている.
APARTMENT S architects: TAKANORI OHIRA YASUMICHI MARUYOSHI Minato-ku, Tokyo, Japan 2009

設計: 木下道郎/ワークショップ
撮影: 新建築社写真部
MICHIO KINOSHITA/WORKSHOP
photo: SHINKENCHIKU-SHA
[baoli] 設計 木下道郎/ワークショップ
施工 栗本建設工業所在地 東京都目黒区
東京・自由が丘の商業エリアと住宅地の間に建つ小規模商住複合建築.3・4階にふたつの住戸がある.囲われた中庭に大階段があり,1階のテナント以外は共通のアクセスとなっている.中庭に面してはグリッド状に正方形の開口が並ぶ.
[BAOLI] architects: MICHIO KINOSHITA/WORKSHOP Meguro-ku, Tokyo, Japan 2009