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a+u 2012年3月号 ラカトン・アンド・ヴァッサル Lacaton & Vassal

a+u 2012年3月号

2,619 税込

在庫切れ

商品コード: 401203 商品カテゴリー:

日本語 + 英語/144頁/219x292mm/A4変型/平綴じ

電子版
紙版

Content

表紙: ラカトン・アンド・ヴァッサル設計のミュールーズの公営住宅。 写真: ラカトン・アンド・ヴァッサル。

特集: ラカトン・アンド・ヴァッサル

本号はフランスの建築家、ラカトン・アンド・ヴァッサル(アンヌ・ラカトンとジャン・フィリップ・ヴァッサル)の特集号である。1冊を通して建築や都市にたいする彼らの思想が伝わるよう、1992~2011年までの作品およびプロジェクトを、ほぼ時系列で収録している。彼 らのプロジェクトの一貫したテーマは、「いかに最小のコストで最大の空間を実現させるか」ということである。そのために、既存のシステムや環境が極端に重 視される。たとえば、農業用温室の生産システムやプレ・ファブリケーションのコンクリート・フレームがそのまま適用されたり、既存の自然や住環境をリセッ トするのではなく、そこにそのまま建築を重ね合わせたり、付け足したりする手法がしばしば選択される。それは経済的であることと同時に、私たちをとりまく あらゆる要素(システム、自然、住人、建築、風景など)との連続の中で建築をとらえようとする試みでもある。2011 年秋、パリにあるラカトン・アンド・ヴァッサル事務所を訪ねた。彼らの作品の写真を見ていると、いわゆる建築写真然とした竣工直後の写真がきわめて少ない ことに気づく。かわりに施工途中の写真と、人が暮らし始めた後の家具や物であふれた写真が大半を占める。そこには普通の人々の、普通の生活が生き生きと映 しだされていた。このことについて尋ねると、「建築はその瞬間瞬間で切りとられるものではない。美術品ではないので、使われることによって存在し続けるもの。」と語っていたことが強く印象に残っている。世 界経済が失速する中、建築家が限られた予算で公共的なプロジェクトを実現させることはますます難しくなってきている。こうした状況であるにもかかわらず、 ラカトン・アンド・ヴァッサルは、私たちの現実の社会や日常のための建築をつくり続けている。建築をつくることで人々の生活をより豊かなものに変えること ができるという、あたりまえだが非常に困難なことを、彼らは実際の作品を通して示しているといえるだろう。 (編)

エッセイ: 直接的、有用、経済的、自由、陽気、詩的、コスモポリタン……建築のあるべき姿
ラカトン・アンド・ヴァッサル

ラタピ邸
低価格住宅プロトタイプ
キャップ・フェレのD邸
ケレマのR邸
クートラのS邸
ミュールーズの公営住宅
トリニャックの23戸の集合住宅
ラ・ヴェクリーの環境地区計画
ポワティエの集合住宅
プティ・マロックの集合住宅
ラ・シネの集合住宅改修
ボワ・ル・プレートル高層住宅改修

エッセイ: 「弱さ」の思想、開かれた世界の時間
カリーヌ・ダナ

ナント建築学校
ボルドー経営管理大学センター
パリ・ノール・ヴィルパント第7展示場
アンブレ・エ・カステルモールのワイン・セラー
パレ・ド・トーキョー、現代創造サイト(第1期)
パレ・ド・トーキョー、現代創造サイト(第2期)

プロジェクト・リスト
エッセイ原文

作品