2022
2022.05
近年のリモート文化の発達により、人と直接会うことで得る知見よりも、SNSを中心とするインターネットを通して得る情報の方が増えたように思います。そして、毎日膨大な情報が更新され続ける現代社会では、これまで以上に自分で取捨選択して知見を深める力が問われています。
今回は「思考を紡ぐ──建築家10人が選ぶ論考」というテーマのもと、建築を学びはじめた学生が、建築家によって残されてきたさまざまな文章に触れるきっかけとして、10人の建築家に、過去『新建築』『新建築住宅特集』に掲載された記事を紹介していただきました。紹介された記事は当時の原文のまま、新建築.ONLINEで再掲載しています。
ひとつの文章をきっかけにさまざまな思考やプロジェクトを辿っていく。その一端を提案することで、みなさまの建築への興味に繋がっていけばと思います。
2022.04
近年のリモート文化の発達により、人と直接会うことで得る知見よりも、SNSを中心とするインターネットを通して得る情報の方が増えたように思います。そして、毎日膨大な情報が更新され続ける現代社会では、これまで以上に自分で取捨選択して知見を深める力が問われています。
今回は「思考を紡ぐ──建築家10人が選ぶ論考」というテーマのもと、建築を学びはじめた学生が、建築家によって残されてきたさまざまな文章に触れるきっかけとして、10人の建築家に、過去『新建築』『新建築住宅特集』に掲載された記事を紹介していただきました。紹介された記事は当時の原文のまま、新建築.ONLINEで再掲載しています。
ひとつの文章をきっかけにさまざまな思考やプロジェクトを辿っていく。その一端を提案することで、みなさまの建築への興味に繋がっていけばと思います。
2022.03
アーバン・サイエンスという新しい分野の枠組みを推進する吉村有司氏。彼がゲストエディタを務めた『a+u』2021年9月号「特集:アーバン・サイエンスと新しいデザイン・ツール」では、デジタルテクノロジーやデータサイエンスという考え方は、どのように建築家がかたちづくる都市空間とその手法を変えていくのか、という問いを掲げ、バルセロナを中心としたビッグデータが先進的に取り入れられている都市の事例を紹介しました。
今回の特集では、その分野的背景をもとに、日本の都市におけるアーバン・サイエンスの現在に焦点を当て、建築家やデータサイエンティストなど、さまざまな分野の専門家と吉村氏の対談や寄稿を通して、日本におけるアーバン・サイエンスの発展の可能性を探ります。同時に、データを通してデザインや建築家の職能、自然災害やウェルビーイングなど、さまざまな社会的要素と都市・建築の関係を再考し、議論するきっかけとなることを目指しています。
2022.02
昨今、コロナ禍により家やオフィスのあり方が問い直され、移住がこれまで以上に人びとにとって身近なテーマとして浮かび上がっています。
『新建築住宅特集』2022年3月号では、千葉県鴨川市釜沼の移住者による茅葺再生プロジェクトが、記事「新しい結 茅普請によるコモンズの再構築」で紹介されています。
新建築.ONLINEでは、その前段となる記事「都市と農村の壁を崩す 移住者から広がるネットワーク型コミュニティ」(同誌2021年6月号)を含む、移住先/多拠点居住先での暮らしやコミュニティ形成の取り組みに焦点を当てた記事3本を公開しました。
3世代にわたり受け継がれる移住者中心の里山再生、東日本大震災からの復興に伴う移住者の定着支援、島の風習を活かした移住者/多拠点居住者による島民の活動拠点の創出。移住先のさまざまな環境下で、建築を通じて地域固有の課題に向き合い、家族単位に留まらない暮らしをつくり上げようとする姿が記録されています。『新建築住宅特集』3月号と合わせてご覧ください。
2022.01
建築の分野では長きにわたり、文章やドローイング、写真、模型など、実空間を前提とする表現手法が確立されてきました。しかし近年、さまざまなデジタル技術の急速な発展と共に、映像によるプレゼンテーションや、ウェブ上での展覧会開催、VRによる建築のアーカイブなど、デジタル空間での表現が多様化しています。今月は、映像やフォトグラメトリといった、建築の表現としてあるいは技術的に確立されていない手法に焦点を当てました。
3者によるエッセイやインタビューからは、誰が誰に向けて何を伝えるものなのか?身体性はどこに立ち現れるのか?既存の技術と交わり得るのか?など、デジタル表現を通してまだ見ぬ建築のあり方を見い出そうとする思考が浮かび上がります。
確立していないからこそ立ち上がる思考の可能性を見ていただきます。