住宅特集 2019年10月号発売となりました !

アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア 展覧会:2019年9月13日(金)〜11月24日(日)/講演会:2019年9月13日(金)

architecten de vylder vinck taillieu: VARIETE / ARCHITECTURE / DESIRE

TOTOギャラリー・間(東京都港区)は、2018年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展において銀獅子賞を受賞した、ベルギーの建築家ユニット、アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユーの日本初の展覧会「ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」を 2019年9月13日(金)〜11月24日(日)の会期で開催します。
また、関連イベントとしてアーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユーの講演会「ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」を 9月13日(金)に開催します。

<展覧会>アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア
会期 = 2019年9月13日(金)〜11月24日(日)
会場 = TOTOギャラリー・間 (東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F)
休館日 = 月曜・祝日 ただし 11月3日(日・祝)、11月23 日(土・祝)は開館
開館時間 = 11:00〜18:00 入場無料

<講演会>アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー講演会 ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア
日時 = 2019年9月13日(金)
    17:30開場、18:30開演、20:30終演(予定)
会場 = イイノホール (東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4F)
定員 = 500人/参加無料 ※CPD認定プログラム
言語 = 日英同時通訳
参加方法 = 事前申込制
      TOTOギャラリー・間ウェブサイト(https://jp.toto.com/gallerma)より
      お申し込みください
申込期間 = 2019年7月2日(火)〜9月3日(火)
      応募者多数の場合、抽選の上、9月6日(金)までに結果をご連絡いたします。


展覧会概要

TOTOギャラリー・間では、ベルギーのゲントを拠点に活動し、世界的な注目を集めつつある建築家ユニット アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー(以下 ADVVT)の日本初の展覧会を開催します。
ADVVT は、自分たちがコントロールできない偶然性や既存条件も積極的に設計に取り入れながら、予算の多寡や新築・改修といった条件にとらわれず、多彩な空間を生み出してきました。
代表作のひとつ「カリタス」(2016年)は、取り壊しが進んでいた19世紀の精神科病棟の改修プロジェクトで、医師や療法士、患者とのディスカッションを重ね、屋根すら撤去されていた既存建物に温室を挿入し補修を行っただけで、多様な用途に応える開放的な空間を生み出しました。このプロジェクトを紹介した 2018年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では、時間をかけて建築と向き合う態度が、建築の未来自体を開かれたものにするという理解を得て、銀獅子賞を受賞しました。
教育も設計活動の重要な一部分と考えている ADVVT は、本展覧会のために今春、東京工業大学にお いてワークショップを実施しました。ADVVT の作品のコンセプトを学生が読み解き、そのコンセプトを再解釈し、日本というコンテクストに挿入する際にどのように設計に反映されるかを探究することで、ベルギーと日本のコンテクストの相違だけでなく、普遍的な建築のエッセンスを抽出しようとしています。
会場ではワークショップで制作した模型やドローイングを交え、柔軟な発想で与条件をポジティブに転換する ADVVT の作品と、彼らのまなざしをぜひご覧ください。

TOTOギャラリー・間


展覧会コンセプト

アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア

アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー(以下 ADVVT)は、「ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」というテーマを通じて、自らの実践の幅広い視野をさらに展開させる。ADVVT の多種多様な作品の実践――ヴァリエテ[VARIETE]。建築をつくることのみならず、常に建築のあり方を探究する姿勢――アーキテクチャー[ARCHITECTURE]。そして建築に属するふるまいのデザインを希求しつづける――ディザイア[DESIRE]。
この展覧会では、ADVVT が設計したベルギーのフランダース地方の11の住宅を、図面と模型を制作することで理解を深めた日本の学生とのコラボレーションの結果が展示される。学生たちは、さまざまな住宅を日本のコンテクストに置き換え、再解釈することで、異なるコンテクストに置かれたことによって生じる違いを探究している。ADVVT はこの方法によって、作品自体の探究結果を示すだけでなく、両者のコンテクストや文化の違いをも探究しようとしている。
さらには、多彩な写真家が撮影した建築写真のループ再生により、ADVVT 作品をさらに深く洞察する。何千枚という画像が見る人を ADVVT の宇宙[UNIVERSUM]へと誘う。いくつかの異なるスクリーンに映し出された映像は、メリーゴーラウンド[CORROUSEL]のように回り続ける。この展覧会は、TOTOギャラリー・間のスペースを回遊する旅[JOURNEY]であり、空間の背後にあるものというアイデアは、「間」という言葉の意を解釈したものでもある。

アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー


建築家プロフィール

アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー

アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー(以下 ADVVT)は、ヤン・デ・ヴィルダー(1968年生、写真中央)、インゲ・ヴィンク(1973年生、同右)、ヨー・タユー(1971年生、同左)によって、2010年にベルギーのゲントで設立された。 ADVVT は、明快な理論と豊かな感性が結びついた前衛的な作品で知られる。彼らにとって設計と教育は不可分な存在であり、現在はベルギーのルーヴェン・カトリック大学、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH)にて教鞭を執る。2018年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展において、新進気鋭の建築家へ贈られる銀獅子賞を受賞。


関連書籍

「アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー建築作品集」

ADVVTの63作品を、写真・図面・テキストの3部構成で紹介した作品集。個々の場の条件の中でポジティブに建築に取り組む彼らの姿勢を読み取れます。また巻頭には同世代であり、彼らの活動に造詣の深い建築家・塚本由晴氏との対談を収録。ADVVTの作品を理解するうえでとても重要なテキストです。

発行月:2019年9月
発行:TOTO出版(TOTO株式会社)