新建築 2019年10月号発売となりました !

建築家・浦辺鎮太郎の仕事 – 倉敷から世界へ、工芸からまちづくりへ – 開催期間:2019.10.26[SAT] – 12.22[SUN]

The Works of Architect Shizutaro Urabe
From Kurashiki to the World, From Craft to Town Planning

浦辺鎮太郎(1909–1991年)は、岡山県児島郡粒江村(現・倉敷市粒江)に生まれ、旧制 第六高等学校を経て1930年に京都帝国大学工学部建築学科に入学し、1934年の卒業後は、 倉敷絹織(現・クラレ)に入社します。そこでは大原總一郎との運命的な出会いがありました。浦辺は、大原とともに、倉敷を、歴史を大切に守り育てる都市にするべく営繕技師として働き始め、30年におよぶ地道な活動を経て、1964年に倉敷建築事務所を開設して独立します。
浦辺の仕事が特筆されるのは、大原美術館分館(1961年)や倉敷国際ホテル(1963年) に象徴されるように、倉敷の伝統的な街並みと調和する近代建築の在り方を追求するなかから、クラフト(手仕事)とインダストリー(工業化)を融合させ、日本の近代建築の新しい境地を切り拓いた点にあります。続く倉敷アイビースクエア(1974年)では、赤煉瓦造の紡 績工場を宿泊施設へ転用する先駆的試みを成し遂げ、歴史との対話の大切さを日本の建築界に再認識させました。さらに、倉敷市民会館(1972年)や倉敷中央病院(1975–1981年)、 倉敷市庁舎(1980年)では、装飾や屋根、素材の色や質感などを統合して、華やかさと豊饒さをあわせもつ建築をつくり上げます。そして、大佛次郎記念館(1978年)や横浜開港資料館(1981年)、神奈川近代文学館(1984年)では、同時代のポスト・モダニズムとは一線を画した独自の建築世界を切り拓いていったのです。
生誕110年を記念し、没後初となる本展では、営繕技師の時代から晩年に至るまでの全軌跡を紹介します。地域に根ざし、伝統や風土と対話しながら近代建築のあり方を問い続けた浦辺の仕事が、これからの建築やまちづくりへ大きな手がかりを与えてくれるものとなるでしょう。

2019.10.26[SAT]– 12.22[SUN]
倉敷アイビースクエア アイビー学館 Kurashiki Ivy Square Ivy Hall

開館時間 : 10時–18時(入館は17時30分まで)/休館日:月曜日(ただし、祝日は開館いたします)/
入場料 : 一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料

Open : 10:00–18:00 (admission until 17:30)/ Closed:Mondays (open on Mondays that fall on national holidays)/
Admission:adults 1,000yen, university students 500yen, Free for high school students and below

主催
浦辺鎮太郎建築展実行委員会
後援
岡山県、倉敷市、倉敷商工会議所、倉敷市中心市街地活性化協議会、公益財団法人大原美術館、一般社団法人日本建築学会、公益社団法人日本建築家協会中国支部、一般社団法人 DOCOMOMO Japan
特別協力
株式会社浦辺設計、株式会社藤木工務店

[関連企画]
シンポジウム「倉敷の建築文化」*CPD 認定プログラム
第1回 10月26日(土) 13:00–16:30 /倉敷公民館/無料/定員:300名(先着順)
講演「工芸からまちづくりへ」藤森照信(東京都江戸東京博物館館長、東京大学名誉教授)
出演:藤森照信、上田恭嗣(ノートルダム清心女子大学特任教授)、西村清是(浦辺設計代表取締役)、松隈 洋(京都工芸繊維大学教授)

第2回 11月9日(土) 13:00–16:30 /倉敷公民館/無料/定員:300 名(先着順)
講演「知られざる工業化への思い」花田佳明(神戸芸術工科大学教授)
出演:花田佳明、和田耕一(和田建築設計工房主宰)、柳沢 究(京都大学准教授)

第3回 11月23日(土) 13:00–16:30 /倉敷公民館/無料/定員:300 名(先着順)
講演「モダンとジャパンの間」重村 力(神戸大学名誉教授)

出演:重村 力、竹原義二(無有建築工房主宰)、古谷誠章(早稲田大学教授/NASCA代表)、西村清是

第4回 12月7日(土) 13:00 – 16:30 /倉敷市立美術館 /無料/定員:180 名(先着順)
講演「モダンとポストモダンの間」松葉一清(武蔵野美術大学教授)
出演:松葉一清、太田隆信(元坂倉建築研究所代表取締役/太田隆信スタジオ)、遠藤秀平(神戸大学教授/遠藤秀平建築研究所)、松隈 洋

第5回 12月21日(土) 13:00 – 16:30 /倉敷公民館/無料/定員:300 名(先着順)
講演「その地域性̶ 瀬戸内海から横浜へ」松隈 洋(京都工芸繊維大学教授)
出演:楢村 徹(楢村徹設計室主宰/広島大学客員教授)、曽我部昌史(神奈川大学教授/みかんぐみ共同主宰)、松隈 洋、笠原一人(京都工芸繊維大学助教)

主催:倉敷市、浦辺鎮太郎建築展実行委員会
*第4回のみ会場が倉敷市立美術館となります/各回、12時30分より受付を開始いたします

[アクセス]
倉敷アイビースクエア(710–0054 岡山県倉敷市本町7–2)
[電車]
JR倉敷駅南口より徒歩約15分(タクシーで約7分)。商店街を抜け、柳並木の倉敷川のほとり(美観地区)を通る。
[車]
山陽自動車道「倉敷 I.C.」より国道429号線を美観地区・倉敷市街地方面へ約2.8km走り、県道22号線を玉野・児島方面へ約1.6km(約15分)/瀬戸中央自動車道「早島I.C.」より国道2号線を倉敷方面へ走り、加須山交差点・右折約2.3 km(約15分) *駐車場あり

[お問合せ]
浦辺鎮太郎建築展実行委員会事務局/担当:中川奈穂子(株式会社浦辺設計)
541–0041 大阪市中央区北浜2–1–26北浜松岡ビル4F
TEL:06–6220–0102 FAX: 06–6220–0105 E-mail:info@urabesekkei.jp

[公式WEBサイト]
https://urabeten.jp/