『家で学ぶ、現代建築』 現代建築のポイントを深く理解するための3作品

新建築社はウェブサイト「新建築.online」上で、建築を学びはじめた学生を主な対象とした学習の場を提供いたします。
テーマは「家で学ぶ、現代建築」です。
新型コロナウィルスの世界的蔓延は私たちの日常を覆し、生活や仕事、学習のあり方を劇的に変えてしまいました。特に学ぶ機会の喪失は、建築界全体にとって喫緊の課題です。
そこで当社では、雑誌とデジタル情報を活用することで、在宅で建築を学ぶ機会をつくりたいと考えています。4月には「新建築データ」(株式会社新建築データ)がベータ版として公開されました。
これにより2005年以降の『新建築』掲載のプロジェクトを閲覧できる環境は整いつつあります。そこで、この企画では建築家の方がたの力を借り、建築を学びはじめた学生を主な対象とした学習のきっかけとして、(インターネット上で情報を得ることができる)現代建築を理解するために押さえておくと良い3つのプロジェクトを紹介してもらいます。
この座学は、混乱が落ち着いた後に、実際に建物へ赴き、空間を体験することで修了となります。その時の素地となるような創造力と知見を養う機会となれば幸いです。
・平野利樹─石の島の石/ボタニカルガーデンアートビオトープ「水庭」/直島港ターミナル
・畑友洋─神戸新生バプテスト教会 鉄の教会/自然体感展望台 六甲枝垂れ/若人の広場
・谷繁玲央─ハニカムチューブ・アーキテクチャー2/木造ワークショップ/もものうらビレッジ
・岩元真明─アイランドシティ中央公園中核施設 ぐりんぐりん/丘の礼拝堂/熊本駅東口駅前広場 暫定形
・板坂留五─青森県立美術館/太田市美術館・図書館/北千住BUoY
・津川恵理─寧波博物館/カルティエ財団現代美術館/輪の家
・福屋粧子─大阪芸術大学 アートサイエンス学科棟/渋谷ストリーム/おしか番屋
・島田陽─豊島美術館/八幡浜市立日土小学校/ベルリン・ユダヤ博物館
・カズ・ヨネダ─せんだいメディアテーク/Santa Caterina Market/Tate Modern