住宅特集 2019年9月号発売となりました !

坂倉準三のパリ万博日本館に感動する/グロピウスとアメリカと/伝統を伝える個人個人のDNA 『新建築』1998年9月号掲載の藤森照信氏による清家清氏へのインタビューをnoteに転載しています。

坂倉準三のパリ万博日本館に感動する

─清家先生は1918年のお生まれですから,1913年生まれの丹下先生の少し後輩になりますが,戦前のちょうど同じ時期に建築を学ばれたということで,その時代の建築界についてお話をうかがいたいと思います.まず,清家先生は1938年から1943年にかけて東京美術学校と東京工業大学で建築を学ばれますが,その頃,モダニズムはすでに日本に入ってきていたわけですが,たとえばバウハウスとコルビュジエは,同じ系統として見ておられたのでしょうか.

清家 モダンデザインということからいえばどれも同じに見ていました.当時,雑誌で見ていちばん感激したのは坂倉さんのパリ万博日本館でしたね.

─前川さんの岸記念体育会館はいかがですか.何か話題になったこととか,覚えておられますか.

清家 木造で柱を2本吹寄せにしたりしてあって感心しました.南京下見を使ってあったりして,ちょっと浜口隆一さんの自宅と似ていますが,浜口邸も丹下さんの担当ですか?