JA 114, Summer 2019発売となりました !

駆け出しの頃、辺境の地にて 『住宅特集』2015年4月号掲載の堀部安嗣氏による「私の失敗」をnoteに転載しています。

建築家には、画家や音楽家が担う芸術的な仕事としての役割もあるが、同時に医者や弁護士と同じように、人の命や人生を大きく左右させてしまう責任の重い仕事としての側面ももち合わせている。人の命や生活を預かっている側面においての結果的な失敗は、医者の失敗と同じように許されない。
特に個人の住宅の設計においてはその責任はかなり重い。建主は一生懸命に働いて稼いだ大金を使って家を建て、それからの人生のほとんどをその建物の中で過ごすこととなるのだから。

結果的な失敗は決してできないが、しかしその過程においては幾多の失敗やミスは必ずあり、そのことを反省し、解決しながら最終的には〈正〉の結果に必ず結び付けていかなければならないのがこの仕事であるといえる。
つまり失敗も、過去の笑い話になるように努めなくてはならないのである。

今までの設計活動を振り返ってみると、